3月4日の放送
2018年3月4日 10:30
カテゴリ:2018年放送分
◎良子のつぶやき
三月になりましたね~。今週の映画解説は「グレイテスト・ショーマン」です。
◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画
「グレイテスト・ショーマン」
19世紀のアメリカに実在した興行師、P・Tバーナムの半生を描いたミュージカル映画。
極貧の中に育ち、成功する未来を夢見て生きてきた男の強さと、そんな彼に惹かれて妻になる裕福な令嬢とのロマンスを軸に、バーナムが銀行から詐欺まがいの手口で借りた1万ドルを元手に始めた、個性的な身体的特徴を持つ男女を見世物にするサーカスの成功と挫折、そして再生が描かれる。
主演のヒュー・ジャックマンが8年がかりで製作にこぎつけたという新作ミュージカル。先ず歌がいい!「ラ・ラ・ランド」と同じコンビの制作による、どこか懐かしさを感じさせるメロディにヒュー・ジャックマンの甘く力強い歌声がマッチして素敵。『どんな姿であっても私は私』と歌うメインテーマ「THIS IS ME」はアカデミー賞主題歌賞を取るだろうと思う。
次にダンスがいい! かなり個性的なルックスの登場人物たちが集団で踊る群舞は圧倒的な迫力と躍動感に溢れ、ゾウやトラ、空中ブランコなども入り混じっての立体的なショー構成は、まるで「シルク・ド・ソレイユ」を見るよう。
実在のバーナム氏はホラ吹きの山師だったという説もあり、その功罪は賛否両論らしいが、人の目を気にして家の奥に隠れ、母親からも疎まれて生きてきたという面々が、自分の個性を肯定して生きられる居場所を得たと語るシーンは感動的で、ヒュー・ジャックマンが持つ清潔さや人柄が、バーナムという人物を肯定的に見せてくれる。共演のザック・エフロン、妻役のミシェル・ウィリアムズとバーナムが魂を奪われる歌姫ジェニー・リンドを演じたレベッカ・ファーガソンの、タイプの違う女性二人の美しさもいい!
◎日曜かんたんブランチ
切り干し大根の匂いが苦手な人にも、「切り干し大根でナポリタン」をご紹介しました。
◎昭和の名曲をあなたに
安倍里津子さんの「愛のきずな(S45)」をお届けしました。
*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!
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