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北陸放送番組審議会

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第613回 北陸放送番組審議会サマリー

2025年10月16日 11:00
カテゴリ:2025(令和7年)

開催日:令和7年10月16日(木曜)

 

【出席委員】 4名

森本 章治 委員長 高橋 涼子 委員 長澤 裕子 委員
柴田 剛介 委員

 

【議事】
・ラジオ・テレビ 令和7年11月の主な番組放送予定
・テレビ番組批評 MRO テレビ「日本のチカラ 教えて!能登デスクさん」
令和7年9月7日(日)午前6時00分~6時30分放送

 

<各委員からの主な意見のまとめ>
・九十九湾の映像や震災で亡くなった方への供花のシーンなど、現地の様子がしっかり心に残った。また番組を通じ、取材対象者の「能登デスク」中山智恵子さんが、被災地の関係者から信頼されていることがわかり、「能登観光が今後どうあるべきか」ということも中山さんを通じて伝わったのではないか。ただ中山さんが不在時の「能登デスク」がどのようになっているのかが個人的には気になり、日々の能登デスクの運営がどのように行われているかが番組内で描かれていなかった点は残念に感じた。

 

・以前番組審議会で批評した、被災地を題材にした番組を含め、北陸放送がこの手の番組の制作に長けていることを改めて感じた。取材対象者の中山さんの周囲とのコミュニケーションの取り方が上手で、見ていて心地よさを感じた。県外から来た「よそ者」だからこそ、能登の魅力を引き出せていることが見て取れ、「前職は何をしていたのだろう」というくらい、中山さんのことをより知りたいと思った。

 

・番組内で取り上げられた「塩津かがり火恋祭り」の映像が美しく、特に大松明に対し船が向かい合うシーンでは、ナレーションや BGM が排除され、祭りの場に響き渡る音のみが映像に乗せられていて、テレビの良さを改めて感じた。震災からの復興にあたり様々な問題に直面しながらも前を向いている人たちの魅力を、中山さんの言葉で聞きたいと思い、本人への直接インタビューを通じて引き出して言語化できたら、より深みのある番組になるのではないかと感じた。

 

・番組を通じ、能登を訪れる観光客の多くが「ノープラン」であるということに驚きを感じた。また塩津かがり火恋祭りという祭りを今回初めて見ることができ、新たな発見があったことはよかった。番組の途中に「民教協加盟各社」のテロップが唐突に出てきたことに違和感を覚え、テロップを出す場所を工夫すべきではないかと思う。またこのテロップを通じ、民教協という団体を初めて知ったが、どのような目的を持った団体なのかを、番組途中に QR コードを出すなどして周知すればよいのではないかと思う。

 

以 上