三丁目の良子さん

2024年4月14日放送分

桂木良子の映画感想
「四月になれば彼女は」

佐藤健、長澤まさみ、森七菜が主演するラブストーリー。ウユニ塩湖の景色に佐藤健のナレーションが流れる予告編が美しくミステリアスで惹かれたが、全編通して暗く陰気で、時系列が前後するので解りにくい。ロケーションの美しさだけは特筆に値する素晴らしさでした。

同棲中の恋人・弥生との結婚を控えている藤代のもとに、大学時代の恋人・春からの手紙が届く。ボリビアのウユニ塩湖から送られた手紙には10年前の想い出が綴られており、プラハやアイスランドからも届く。そんな中、弥生が突然姿を消してしまう。春はなぜ手紙を送ってきたのか、そして弥生はどこへ消えたのか。ふたつの謎はやがてひとつに繋がってゆく・・・

佐藤健は頬がこけるほど痩せていて、暗くぼそぼそとした話し方で魅力を発揮できずファンとしては残念。長澤まさみがとても大柄に見えました。ストーカーじみた春の父親(竹ノ内豊)はホラー並みに怖かった。

良かったのは春役の森七菜。藤代との青春の日々はとても美しく、「銀河鉄道の父」でも感心したけど、溌剌としたシーンも泣きの表情もいい。 そして「だめなオヤジが好き」と言うバーの店主役の仲野太賀も良かった。彼が歌う「喝采」はなにげに上手でビックリしました。

そして何より、真っ青な空と白い雲を映す天空の鏡のようなウユニ塩湖。実際には多くの観光客が居るのであろう場所を、独り占めする贅沢さ。 憧れのプラハの天文時計(「鑑定士と顔のない依頼人」で見て以来の憧れです)。そして荒々しい波が打ち寄せるアイスランドのブラックサンドビーチ。大スクリーンならではの絶景の美しさが心に残ります。

 

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