三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

立春だと言うのに寒いですね… 今週の映画は「ジオストーム」をご紹介します。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「ジオストーム」

宇宙から地球外生物が攻めてくる…という映画は数々あるが、人間が打ち上げた気象衛星が誤作動によって、あるいは意図的に人間に襲い掛かるという設定は目新しく、しかも現実味があって恐ろしい。

 

自然災害の多発に苦しむ人類が、天候を意のままにできる宇宙ステーションを開発した近未来が舞台。 しかし運用から2年後、宇宙ステーションはウイルスに感染して暴走し、世界各地で異常気象を引き起こしてしまう。

 

見どころはその災害の凄さ。 先ずはアフリカに大雪が降ってひとつの村が全滅。続いてブラジルのビーチに寒波が押し寄せて水着姿の人々が一瞬で凍りつき、ロシアではマグマのような熱波に包まれて人間が灰になり、中東では砂漠の向こうから押し寄せる巨大な津波が高層ビルをなぎ倒し、東京にも巨大な雹が降り注ぐのであります。

 

タイトルの「ジオストーム」とは、未曽有の災害が同時多発的に起きる地球壊滅災害を表して作った言葉だそうですが、地球温暖化による異常気象を肌で感じている私たちにとって他人ごとではないですね。

 

ジオストームを止めるために宇宙ステーションへ乗り込むのは「300」のジェラルド・バトラー。 お約束のように、タイプの違う弟との確執や娘との父娘愛も描かれ、宇宙ステーション暴走の陰謀が解き明かされていきます。女性SP役のアビー・コーニッシュもなかなかカッコ良かったですよ。

 

劇中の「地球温暖化は一国の努力では防げない。全世界が一致協力して事に当たらなければ…」という台詞を、パリ協定を離脱したトランプさんはどう聞くのでしょう。最後にアメリカを救うのがメキシコだったのは、明らかに製作者の意図でしょうね。

 

◎日曜かんたんブランチ

節分そして立春といえばお豆。「大豆のスープ」で温まりましょう。

 

◎昭和の名曲をあなたに

ダーク・ダックスの「雪山讃歌(S33)」をお届けしました。

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