三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

もう雪は勘弁してほしいですね。今週の映画は「祈りの幕が下りるとき」をご紹介します。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「祈りの幕が下りるとき」

東京・日本橋署に勤める刑事・加賀恭一郎を主人公にした東野圭吾のミステリー小説を映画化した「新参者」シリーズの完結編。

 

二重三重の謎解きの面白さもさることながら、「砂の器」や「人間の証明」を思い起こさせる親子関係や人間ドラマの深さにぐっと引き込まれ、思わず泣かされるミステリーでした。

 

その一方で、日本橋界隈の12の橋を巡る大江戸観光や、美味しい名物紹介もありと、サービス精神たっぷり。千人以上の人が集まって行われるという日本橋の橋洗いは1971年から続けられているそうですが、知らなかった・・・ 主人公が加賀恭一郎だけあって、石川県能登のシーンもちょっぴり登場します。

 

出演俳優も豪華で、小さな役にまで力のある俳優をそろえたことで、物語にリアリティが生まれ、登場人物の悲しみを共感できた。

主人公の加賀恭一郎役は阿部寛。前作の「麒麟の翼(2012)」では見られなかった阿部寛のコメディ資質がチラリと垣間見えて、くすっと笑って肩の力を抜けるシーンもありました。

 

唯一気になったのは説明が多すぎること。

長い小説を2時間の映画にまとめるにはやむを得ないかと思うが、映画前半は字幕で説明し、後半は人物の言葉で心の内を説明する、という具合に説明過多なのが少々気になりました。

 

長いエンドロールには日本橋の住人として、恵俊彰と柴犬、杏さんに香川照之などの有名人がちょっとだけ出演。ええっ!?と有名人探しを楽しんでいるうちに映画が終わり、場内が明るくなります。

 

◎日曜かんたんブランチ

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◎昭和の名曲をあなたに

こまどり姉妹の「ソーラン渡り鳥(S36)」をお届けしました。

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