三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

年末からパソコンやスマホに怪しげなメールが届くようになりました。差出人名が無くて『メルアド変えました~』とか、添付付きの外国語のメールとか、驚くことに自分のアドレス名で届くメールも。怪しいよねぇ~ うっかり返信したりしないよう気をつけましょうね。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「湯を沸かすほどの熱い愛」

「ヘソが茶を沸かす」?、みたいな意味不明なタイトルに惹かれ、あまり期待せずに観賞。で、その実態は、泣けました。何回も泣きました。 蚊トンボみたいにか細い宮沢りえさんが、大きな大きな存在感のお母さんを演じて素晴らしかったです。 

 

夫に突然蒸発され、家業の銭湯を閉めて16歳の娘と暮らす女性・双葉が、末期がんで余命わずかと宣告され、残された時間の中でやるべきことをやり遂げようと奮闘する姿を描きます。 

 物語の進行とともに登場人物の抱える悲しみが明らかにされてゆき、それは一人分でも充分につら過ぎる問題なのですが、柔らかく全てを飲み込んで受け止める双葉の大きさに圧倒されます。

 

ふわふわと頼りない夫役のオダギリジョーをはじめ、出演者全員が素晴らしいのですが、娘役の杉咲花さんが特にいいです!(TVのCMでぐっさんと回鍋肉を争って食べてるあの娘です。)娘役が彼女でなかったら、映画の印象もだいぶ変っていたと思う。 

 

何度も涙を拭った末に、最後にど~んと大きい双葉の秘密を知らされ、どっと涙。昨年亡くなったりりぃさんが重要な役でワンシーン出演されているのですが、役柄とかぶってこれまた涙。でも、エンディングと同時に場違いなほどの大音量で主題歌が流れますので、その間に安心して鼻をかんでください。 

 

脚本も手がけた中野量太監督の伏線の張り方は見事だし、ユーモアもたっぷり。ノスタルジックな銭湯の風景にも癒されます。 少々の不満は長いこと。後半の蛇足的なシーンをカットしてあと15分短く出来たら、間違いなく名作映画だと思う。

 

◎日曜かんたんブランチ

熱々をいただきましょう。「豆腐のアヒージョ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和を代表する歌う俳優、森繁久弥さんのS35年のヒット曲「知床旅情」を お届けしました。

 

*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

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