三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

一年の吉兆を占う・・・なんて大げさですが、ひそかに楽しみにしているお年玉年賀ハガキ。

今年は切手シートが5枚当たりました。250枚ほどいただいた賀状から当たりが5枚。通し番号なら100枚に2枚の当たりだから、普通ってこと? 今年の運勢は中吉ってとこですかね。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「本能寺ホテル」

結婚を控え婚約者の両親に挨拶するために京都を訪れた女性・繭子が泊まった本能寺ホテル。

フロントで受付を済ませた繭子がエレベーターに乗ったらアラ不思議、扉の向こうは1582年、織田信長が暗殺される「本能寺の変」の前日の本能寺だった・・・ という、奇想天外な歴史コメディ。 

 

まず本能寺ホテルの内装が素敵。時代を感じさせる飴色の床や壁と橙色の照明器具。ガレのランプらしきものがさりげなく置かれたフロントで、静かに客人を迎える支配人役は風間杜夫。彼の存在がこのホテルの格調をぐっと嵩上げしています。 

 

彼だけでなく、出演者はそれぞれに魅力的で、繭子の婚約者の父親を演じる近藤正臣は艶っぽいし、謎めいた織田信長を演じる堤真一や、美少年の俗説を覆す森蘭丸役の濱田岳も安定した演技力を見せる。 そして誰よりヒロイン繭子を演じる綾瀬はるかが可愛い。スリムな彼女が意外にも立派な胸であることにほほぅ・・・と感心したりもします。 

 

しかし、映画としては何を言いたいのか良くわかりません。 本能寺の変はなぜ起きた? 明智光秀ってどんな人? 信長はこの謀反をどう受け止めた?などの疑問に対する答えは何も無し。ええっ!?とまさかの肩すかし。 

 

勤めていた会社が倒産し、それなら永久就職もありか・・・と結婚を決めた繭子に『何ができるか…ではなく、何をしたいのか?』と問う婚約者の父の言葉が唯一心に残る。 

 新年も明けてひと段落のこの時期、箸休め的に気楽な気分で観賞し、自分にできることを探すのではなく、自分がやりたい事は何なのか・・・ と考えてみるのもよろしいかも。

 

◎日曜かんたんブランチ

粘り強く頑張る人に「れんこん餅」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

歌う映画スター吉永小百合さんのS37年のデビュー曲「寒い朝」お届けしました。

 

*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

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