1.開催日時  令和5年7月24日(月曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 9名

【出席委員】  6名
 森本 章治 委員長  植村まゆみ 副委員長
 西尾 眞友 委員   大場 吉美 委員
 堀  直子 委員   高橋 涼子 委員

 

【放送事業者側出席】
 代表取締役社長         吉藤 徹
 常務取締役           島田喜広(編成担当)
 取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)
 ラジオ開発部          宮下 潤(番組ディレクター)
 番組審議会事務局長       沢田秀樹

 

4.議題
・ラジオ・テレビ 令和5年5年8・9月の番組放送予定
・ラジオ番組批評
 ラジオ番組『おいね☆どいね Holiday Special~境界線を考える~』
 令和5年5月3日(水・祝)午後1:00~午後3:00 北陸放送 ラジオ開発部

 

<各委員からの主な意見のまとめ>
■日常生活ではあまり意識することはないが、日々の暮らしで無意識ながらも必ずかかわっているのが「境界線」。この番組は、埋没しがちな「境界線」の意識を顕在化させながら、「性」という非常に扱いづらいテーマにも取組んだ意欲作だった。

■「性」の境界線では、LBBTQという難しくナーバスなテーマを取上げる際、ラジオという媒体がとても効果的だった。「性」の問題では、どうしても「どう見えるか」の方に受け手の意識がいってしまいがちだが、ラジオという言葉のみを伝える媒体では、話の内容に意識を集中するため非常に分かりやすかった。加えて、出演者の飾らないお話から、LGBTQへの理解を進めることも出来た。

■「方言」の境界線は、とても楽しい内容で、かつ「方言の境界線」が出来る仕組みを分かりやすく紹介していた。こちらも「言葉」を扱う世界なのでラジオとの相性は良かった。地域にかかわる「方言」だけでなく、年代にかかわる「若者言葉の境界線」についても知りたいと思った。

■「成人」の境界線はでは、選挙権など高校生のうちに「大人」を考えることは大切であることをあらためて感じた。ただ出演が同じ高校の3人だったので、話が一元的になってしまった。バックグランドが異なる高校生が集まれば、もう少し面白い話も聞けたはずで残念だった。

■人生経験もあり知識も豊富な西川章久アナ・川瀬裕子アナのベテラン二人だからこそ、「性」の境界線という慎重に扱うべきテーマに対しても共感や安心感が持てたし、「方言」の境界線では言葉への造詣も深いのでより楽しくさせてくれた。ただ「成人」の境界線では、年齢ギャップがあり過ぎたためか予定調和な印象が強く、この部分は思い切って年齢差の少ない若手アナの起用もあったと思う。

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