1.開催日時  令和6年1月22日(月曜) 午前11時より

 

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

 

3.委員の出欠 委員総数 9名

【出席委員】  8名
森本 章治  委員長  植村まゆみ 副委員長
大樋長左衛門 委員   西尾 眞友 委員
大場 吉美  委員   堀  直子 委員
高橋 涼子  委員   北原 洋子 委員

 

【放送事業者側出席】
代表取締役社長         吉藤 徹
常務取締役           島田喜広(編成担当)
取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)
報道部記者           園 浩敬
番組審議会事務局長       沢田秀樹

 

4.議題
・第32回(令和5年)番組審議会賞投票結果について
  ・ラジオ・テレビ令和6年1月末および2月の番組放送予定
  ・テレビ番組批評
  MROドキュメンタリーシリーズ『メッセージ』第3回
  「ターゲットは認知症 ~諦めない医師たち~」
  令和5年12月20日(水)午後8:00~午後8:55 
  北陸放送報道部

 

<各委員からの主な意見のまとめ>
■本作品は、医学界に革新的な変化をもたらした医師たちの偉業を伝える報道番組であり、また「アルツハイマー型認知症」の原因を、見やすいビジュアルで分かりやすく解説した科学番組でもあり、高齢化社会においては「認知症」が身近にある問題であることを提起した社会派番組でもあり、非常に秀逸であった。

■アルツハイマー新薬「レカネマブ」の国内承認から間をおかない放送はタイムリーであり、金沢大学医師チームの大きな偉業を地元の誇りにも感じる。医学の大きな進歩に繋がった「諦めない」姿勢、その強い意志に本当に感謝したい。

■病気のシステムを解明するシーンでは、非常に分かりやすいアニメ―ショーンを駆使して説明しており、難しい医学のことでも良く理解することができた。

■「認知症」患者の日常を、丁寧にしかも赤裸々に紹介しており、「認知症」に対する理解が深まった。ただどうやってここまでの取材に踏み込めたのか、患者やそのご家族の想いはどうであったのか、ハラハラして見ていただけに知りたいと思った。

■途中に視聴者への「認知テスト」などを盛込めば、さらに親しみや関心を持って貰える番組になったでしょう。

■医師たちの偉業や「認知症」のメカニズム、また日常生活と「認知症」の関係を端的に捉えた番組だったが、もう一つ「家族愛」も描いていたのではないか。「認知症」患者をサポートする家族の想いに、小野教授の家族への想いを重ねることで、家族のサポートがあったからこそこの偉業が達成できたように感じた。

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