三丁目の良子さん

2024年2月11日放送分

桂木良子の映画感想
「レディ加賀」

加賀温泉郷を舞台にした涙と笑いのエンターテインメント映画。        
地元映画というひいき目を抜きにしても完成度の高い映画でした。       
温泉旅館の女将を目指す女性たちが、着物姿でタップダンスを踊るクライマックスでは、爽やかな感動と達成感を味わえました。

タップダンサーを目指して上京したものの夢叶わず、実家に戻った老舗旅館の一人娘・由香が、加賀温泉を盛り上げるために女将見習いの女性たちと共にタップダンスのイベントを開催する・・・ というお話ですが、家業を継ぐかor自分の夢を追うか・・・という選択の悩みは、由香にかぎらず若者の普遍的な悩みだし、追いかけた夢をあきらめて自分の居場所を探すのも若者の普遍的な苦悩であり、共感できるものが多く、ラストの弾けるようなダンスのカタルシスと相まって「フラッシュダンス(1983)」を思い出しました。

加賀温泉郷や金沢の名所・名物が数々登場し、お楽しみがいっぱい。主演の小芝風花さんはタップダンスの特訓を相当頑張ったと思いますし、親友役の松田るかの可愛らしさや、元彼役の青木瞭の長い手脚もなかなかに魅力的。大女将である母親役の檀れいさんは美しさに重厚さも加わり、かつての高峰三枝子さんのような立ち位置を感じます。

MROから兵藤遙陽アナウンサーも女優さんに引けをとらない美しさで出演されております。興業収入の一部は能登半島地震の被災地へ贈られるそうです。

 

日曜かんたんブランチ
ほくほく甘いスープで温まろう!「かぼちゃの豆乳スープ」をご紹介しました。

*ラジオは参加すると楽しさ倍増! リクエストやメッセージお待ちしています!

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