三丁目の良子さん

2023年12月24日放送分

桂木良子の映画感想
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」

「メリー・ポピンズ」を初めて観たときのようなワクワク感と幸福感が最後まで楽しめました。

 

ティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」の工場長ウィリー・ウォンカの始まりを描く物語。

前作ではウォンカと父親との確執と和解がベースだったが、本作では亡き母親との愛にあふれた想い出がベースとなっていて、世界一のチョコレート店を開くという約束を果たすために数々の苦難を乗り越えるウォンカ。

ジョニー・デップのウォンカはかなりの奇人変人だったが、今作のティモシー・ファラメのウォンカは夢見る好青年。美しいだけでなく歌も上手です。他を圧するように歌い上げるのではなく、自然体の歌い方にも好感が持てる。

 

脇を支える俳優陣も実力者揃いで、オレンジ色の身体に緑の髪、身長20cmで3頭身のウンパルンパ役のヒュー・グラントは意外性があるし、「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン、「パディントン」のサリー・ホーキンス、「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソン等々が共演して、作品全体をしっかりと上質なものにしています。

 

夢のように美しい映像と愛にあふれた物語が、マジックのように小気味よく進行するミュージカル。『夢みることからすべては始まる』と謳うこの映画は、クリスマスやお正月にぴったり。

チョコレートが食べたくなること間違いなしです!

 

日曜かんたんブランチ
当日でも間に合う。「クリスマスカラーのサンドイッチ」をご紹介しました。

*ラジオは参加すると楽しさ倍増! リクエストやメッセージお待ちしています!

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