三丁目の良子さん

2023年11月12日放送分

桂木良子の映画感想
「ゴジラ-1.0」

いやぁ面白かった! 久々に、映画は娯楽だ!と感じました。

2016年の「シン・ゴジラ」は、大怪獣の出現に慌てふためく政府の混迷ぶりが中心で、ゴジラの風貌も何となくアメリカ生まれのウツボみたいで違和感があったが、今作は日本的な起承転結の勧善懲悪、第2次世界大戦への反省と皮肉なども描かれ、ゴジラの顔も見慣れたあの顔に戻って、ゴジラ誕生の頃のように、着ぐるみ的な動きを思わせるところもちらっとありました。

そして、ゴジラ登場シーンのあの重低音、更にクライマックスのあのテーマ曲で盛り上がり、日本のゴジラが帰ってきた!!と感動しました。

 

ゴジラ生誕70周年記念作品であり、日本で製作された実写のゴジラ映画として通算30作目という記念すべき作品。 「ALWAYS三丁目の夕日」などの山崎貴の監督・脚本・VFX。

 

主人公の敷島(神木隆之介)は、戦闘機の故障を装って特攻から逃げてきたパイロットで、強さも決断力もない情けない男なのだが、その負い目が最後までドラマを引っ張ってゆく芯になる。 対照的な男らしさを演じるのは、佐々木蔵之介、青木崇高、山田裕貴。吉岡秀隆もゆるりとした科学者を飄々と演じ、男性ばかりの中で浜辺美波がひときわ美しく華を添える。

 

舞台は、大空襲によって焼け野が原と化し、何も無くなった東京。ゼロになった日本に、追い打ちをかけるように出現したゴジラが銀座を壊滅するが、アメリカはロシアの顔色が心配で日本への軍隊配備が出来ない。しかし日本に軍隊は無い。どうするニッポン!(現在の日本の立場に似ているような・・) 元軍人も民間人も心をひとつにしてゴジラに立ち向かい、自らの戦争に終止符を打つために、爆弾を搭載した戦闘機で飛び立つ敷島。

果たして結末やいかに!? 

あっ!と驚く嬉しいサプライズがふたつ。思わず拍手しました!

 

日曜かんたんブランチ
秋は根菜が美味しい季節。「れんこんのチーズチップス」をご紹介しました。

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