三丁目の良子さん

2023年10月22日放送分

桂木良子の映画感想
「ゆとりですがなにか INTERNATIONAL」

2016年に放送された連続テレビドラマの映画化。

ドラマは未見ですが、宮藤官九郎さんの脚本で、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥という美形俳優たちが主演のコメディと知って鑑賞。

 

ゆとり世代とは、1987年4月から2004年4月の間に生まれて「ゆとり教育」を受けた人のことを指す言葉だそうで、「野心も競争意識も協調性もない」と揶揄される世代とか。

 

夫婦の仲も家業の造り酒屋も上手くいかない坂間と、いまだに女性経験ゼロの小学校教師の山路、そして中国での事業に失敗して帰国したまりぶ。 30代半ばにさしかかり、それぞれの人生の岐路に立たされた彼らの、ゆとりのない日々を描きます。

 

ふと思えば、1987年は昭和62年ですが、「昭和生まれ」と「昭和育ち」は全く違うのだと気付きました。安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、吉田鋼太郎などの人気俳優たちを贅沢に使ったドタバタコメディには戸惑うばかりで、ほとんど笑えませんでした。

 

ただ、令和の現在への問題提起も多く感じられて、うなずくことばかり。

小学校から始まるLGBT教育と外国人生徒の増加。保育所不足と待機児童の問題。会社でのパワハラ、セクハラ、アルハラやリモートワークの是非。外国資本に買われる日本企業と外国語コンプレックスなど。『韓国人が日本語を勉強するのは日本に勝つため』など、ハッとする視点もさすがです。

韓国人上司役の木南晴夏の目力の強さと舌打ちは、かなり怖いです。

 

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