三丁目の良子さん

2023年9月24日放送分

桂木良子の映画感想
「ミステリと言う勿れ」

菅田将暉主演の人気テレビシリーズの劇場版。

友だちも彼女もいない。でも、そんなことは気にしない。社会で常識とされることにも疑いの視点を持ち、緻密な観察眼と膨大な知識、考え抜く性格と独自の価値観を持つ、もじゃもじゃ頭の大学生・久能整が、広島の資産家の遺産相続をめぐる事件を解決する・・・

 

広島で開催中の美術展を訪れた整は、犬童我路(永山瑛太)の知り合いだという女子高生の汐路(原菜乃華)に、自分を守って欲しいと頼まれる。

莫大な資産を持つ狩集家の当主が亡くなり、莫大な遺産は4人の孫のうち誰かが相続することになるが、遺産相続のたびに殺し合いがあるという。

 

「犬神家の一族!」とつぶやく整だが、広大な屋敷と蔵が織りなす風景は、まさに陰々滅々とした横溝正史の世界。汐路たち4人の孫は、各々に課せられた蔵の謎を解き、生き延びることができるのか・・・

 

事件の発端や背景はあまりに時代錯誤で、「今どきあり得な~い!」と思えるし、犯人はほぼ予想どおり。しかし、推理物のお約束で出演者がずらりと豪華なので翻弄されるかも。

最大の魅力は整くんのキャラと名探偵ぶり。金田一耕助よりも若く理論的な整くんの、お風呂や洗濯へのこだわり、パンツの好みなど、笑いのツボも散りばめられていて、クスッとさせてくれます。

 

ただ、TVシリーズに比べて、薄いというか間延びしている印象も有り。

例えば、60分のビデオを70分でスロー再生したような?感じです。

 

冒頭にTVドラマで印象的な役割を務めた犬童我路が登場し、最後にいつもの大隣暑のメンバー3人が登場して、きれいにTVシリーズに回収されます。

 

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