三丁目の良子さん

2023年7月30日放送分

桂木良子の映画感想
「ミッション:インポッシブル デッドレコニングpart1」

絶対に映画館の大きなスクリーンで見たい!と思う映画、トム・クルーズの代名詞ともいえる「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。

 

タイトルの「デッドレコニング」とは「推測航法」の意味だそうで、船舶や航空機が航行した経路や距離などから、過去や現在の位置を推定して航行する方法なのだとか。物語の始まりとなる潜水艦と、イーサンの人生の航行を掛け合わせたタイトルですかね。

 

全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出す・・・ というミッションは今までと同じだが、今回の敵は特定の国家ではなく、アッと驚く壮大さ。イーサンのミッションもついにここまで・・・と感慨をもたらす強敵です。

 

見どころはトム・クルーズの驚異的なスタントの数々。砂嵐のアブダビで、水の都ベニスで、ノルウェーの断崖絶壁からはバイクで空中へダイブ!! まさに命知らずのアクションを見せてくれます。さらに、ルーサーやベンジーとの友情とチームプレイの見事さ、タイプの違う3人の美女との共演とロマンス。さらに、悪役までもなかなかに魅力的で楽しめます。

 

何から何まで楽しめる映画ですが、シリーズ初の2部作とした今作品は、集大成を意識しすぎたのか、ちょっと重く長い(164分)。 

謎の美女(ヘイリー・アトウェル)を巻き込んでのカーチェイスや、爆走する豪華列車での攻防は手に汗握る迫力ではあるが、少々くどい。そのためにシリーズの特徴であるスマートさが失われ、贅沢感も薄くなった気がする。極上のローストビーフは、真ん中のいいところだけ盛り付ける。そんな贅沢さが味わえるのは映画ならでは・・・じゃない!?。

 

日曜かんたんブランチ
土用の丑はウナギだけじゃない。「しじみの炊き込みご飯」をご紹介しました。

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