三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

美容院で偶然ご一緒したマダムから、土佐の「改良文旦」をいただきました。 高知に住んでいた亡き伯母との想い出の果物。とっても嬉しく懐かしい気持ちになりました。

 

◎三丁目映画館

「オットーという男」

正義感が服を着て眉間にシワを寄せて歩いているような男・オットー。どこの町内にも1人ぐらい居そうな頑固爺さんを「フォレスト・ガンプ」の頃ぐらいスリムになったトム・ハンクスが人間味豊かに演じて、じわじわ・・・ジーン・・・と泣かせる映画でした。

 

毎日決まった時間に起きて町内を見回り、違法駐車や違反ゴミはもちろん、犬の散歩や野良猫にまで説教三昧。言っていることが正しいだけに、言われる側からみれば鬱陶しいことこの上なし。 そんなオット-も実は、最愛の妻に先立たれ、長年勤め上げた仕事も失い、孤独にさいなまれていた。

 オットーは自ら命を絶とうとするが、向かいの家に越してきたメキシコ系女性マリソルの邪魔によってことごとく失敗。陽気で人なつこいマリソルに、子守や車の運転を頼まれるたびにオットーの中に小さな変化が生まれる・・・

 

お人好しのお節介でちょっと面倒くさいマリソルもどこの町内にも1人ぐらい居そうな人。スペイン語に片言の英語を交ぜて、鉄砲玉みたいな早口で話すマリアナ・トレビーノに親近感を感じます。

亡き妻との青春の出会いや幸せな結婚生活など、想い出が美し過ぎて涙・・・オットーの喪失感に涙、ジェンダーのマルコムとのエピソードにも涙・・・

 

ハッピーエンドではないけれど、決して悲しくない見事な結末でした。

オリジナルはスエーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイク映画ですが、スエーデンへの心遣いでしょうか?、オット-とマリソルがカフェで食べていたのはセムラというスエーデンのお菓子。見た目はマリトッツォにそっくりですが、パンの部分がイタリアのものほど甘くなくカロリー控えめとか。美味しそうでした。

 

◎日曜かんたんブランチ

「人参丸ごと炊き込みご飯」をご紹介しました。

 

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