三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

小さな庭の草を刈り、集めた草を数日間干しておきました。ゴミ袋に入れようとしたら大きなコオロギが何匹も出てきてビックリ! コオロギさん居場所を奪ってごめんね。

 

◎三丁目映画館

「渇きと偽り」

ジェイン・ハーパーのベストセラー小説を映画化。原作に惚れ込んだエリック・バナ(ハルクなど)がプロデューサーを務め、母国オーストラリア映画に13年ぶりで主演を果たした。

 

旧友のルークが妻と息子を殺して自殺したという。連邦警察官のアーロンは葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。もう320日も雨が降らず干ばつに苦しむ町で捜査を進めるアーロンは、エリーの水死という過去の未解決事件とも向き合うことになる・・・

 

先ず広大な大地に圧倒される。そして、果てしなく広がるその大地が茶色くひび割れて乾ききっていることに絶句。かつて湖だった場所も、エリーが溺れたという河も干上がり、一本の草も生えていない大地は、あらゆる動物の生存を拒否するようで「絶望」を絵に描いたよう。

 

事件の凄惨さと田舎町の閉塞感、全員が顔見知りの町で暮らすための価値観の共有など、味わいとしては「スリー・ビルボード(2018)」を思い起こさせるが、こちらはかなり地味な印象。

物語の進展も、エリック・バナの抑えた演技も、なんとなく穏やかというか淡々としていて、ハリウッド映画のような派手さはない。

 

過去と現在が交錯して描かれるが、どちらの事件も真相は意外なもので悲しすぎる。

干ばつは人の心もひび割れさせてしまうのか、バラの花に水をやることも非難されるような世界は、事件よりも恐ろしすぎる。

 

◎日曜かんたんブランチ

夏に飲み残したボトルコーヒーで作る「コーヒーゼリー」をご紹介しました。

 

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