三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

宇奈月温泉へ行って念願のトロッコ電車に乗りました。紅葉にはまだ早かったけれど素晴らしい景色を堪能しました。お猿さんの親子?も歓迎してくれましたよ。

 

◎三丁目映画館

「アイ・アムまきもと」

小さな地方都市の市役所で、「孤独死」した人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本。係といっても市役所の片隅の物置のような場所で、働くのは牧本ひとりだけ。

牧本のおみおくり3カ条は、

①たとえ身寄りがなくても葬儀をしてあげる。しかも自腹で。

②故人の縁のある人を探し出して葬儀に参列してもらう。

③遺骨を引き取ってくれる人が現れるまで無縁塚への納骨はしない

そのため彼のデスクの周りは遺骨だらけ。効率の悪い仕事ぶりに新任の局長はおみおくり係の廃止を決定。牧本と同じ団地の住人だった老人・蕪木の葬儀が最後の仕事となった牧本は、蕪木の身寄りを探して訪ね歩く・・・

 

場の空気を読まない、人の話を聞かない、自分流を変えない、変わり者の牧本を演じるのは、変人を演じたら日本一?の阿部サダヲ。彼の強烈な個性で、細かい説明が無くても牧本が相当の変人だと納得出来る。最低限の物しかない無機質な部屋で、赤い金魚一匹だけと暮らす牧本が、蕪木の住んでいた部屋を見つめる様子は「仕立て屋の恋(1989仏)」の男(イール)を思い起こさせるが、阿部サダヲにはコメディ要素の個性があり、深刻な話にも時折ユーモアを感じさせて救われる。

 

人の死にざまとは『いかに生きたか』ということなのだとしみじみ思う。

誰とも関わらず、何もしないで生きた人生などないのだから。

物語の結末はあっけないが、それもまた牧本らしいといえるかもしれない。

地味な映画だが、満島ひかりや宮沢りえ、宇崎竜童など、なにげに豪華な俳優たちの出演にちょっと驚く。

 

◎日曜かんたんブランチ

ほっくりホクホクのさつま芋で作る「さつまいもボール」をご紹介しました。

 

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