三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

久々に歯医者さんへ行きました。最新設備に丁重な診察・・・ なのにやっぱり歯医者さんは苦手です。

 

◎三丁目映画館

「サバカン SABAKAN」

昭和が平成に変わる頃、1980年代の長崎を舞台に、2人の少年のひと夏の冒険と、それぞれの家族との日々を描く・・・

先ずタイトルに郷愁と好奇心をそそられ、『サバカンを見ると想い出すひとりの少年がいる・・・』という、草薙剛のナレーションで始まるストーリーにグッと引き込まれます。

 

小説家となった男が、長崎で過ごした少年時代を回想する・・・という筋立ては「スタンド・バイ・ミー」と同じだが、リバー・フェニックスやハーレイ・ジョエル・オスメント(「ウォルター少年と、夏の休日」)、マコーレー・カルキン(「マイ・ガール」)達は天才だったのだなぁ・・・

 

そうは言っても、国語だけが得意で気弱な久田(番家一路)と、家が貧乏で馬鹿にされている竹本(原田琥之佑)の、12歳俳優二人はなかなか頑張っている。原田君は原田芳雄さんの孫だそうで、大人びた視線やふっくらとした下唇あたりに面影を感じます。

斉藤由貴のポスターやキン肉マン消しゴム、海辺で飲むラムネ・・・

昭和世代が胸をキューンとさせる品々が次々と登場し、いつもパンツ一丁でウロウロしている父ちゃんの竹原ピストルや、下ネタをものともせず大声で父ちゃんを罵倒し、息子二人の頭を張り倒す母ちゃんの尾野真千子も、飾らない昭和の優しさと逞しさがいっぱいだ。

 

クスッと笑える小ネタもあり、最後に決める父ちゃんの大きさに号泣する。「スタンド・バイ・ミー」のように悲劇的な結末でないのも良い!

ただひとつ気になるのは、夏の長崎にしては画面が少し暗いこと。なんとなく曇り空が多くて、ブーメラン島への冒険も少し寒そう・・・

 

夏休みの想い出は、眩しい太陽と青空と白い入道雲の下で描かれるのがいい。だからこそ大人になって振り返るときに、切なさや哀愁を伴うのだと思う。

 

◎日曜かんたんブランチ

朝ドラでもおなじみの沖縄のおやつ。「サーターアンダーギー」をご紹介しました。

 

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