三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の良子お薦めの映画は「大河への道」です。

 

◎三丁目映画館

「大河への道」

富山県出身の落語家・立川志の輔さんの創作落語「大河への道 伊能忠敬物語」の映画化。落語のようにクスッと笑ってほろりと泣ける映画でした。

 

千葉県香取市の観光促進会議で、「大河ドラマを誘致する・・・」と口走ってしまった総務課主任の池本。主人公は郷土の偉人で、初の日本地図を作った伊能忠敬。しかし、準備を進める中で驚愕の事実を発見してしまう。なんと、伊能忠敬は地図完成の3年前に亡くなっていたのだ!

 

市職員役の松山ケンイチや北川景子など全員が現代と200年前の江戸時代の人物の二役を演じていて楽しさ2倍。現代では気弱な主任の中井貴一が、200年前の武士・高橋景保では重厚な演技でビシッと締めるし、お高い職員の北川景子が江戸では粋で艶っぽい姐さんを演じたりと、現代劇と時代劇の両方を楽しめる。もちろん立川志の輔師匠も、同じく富山出身の西村まさ彦も出演して個性を充分に発揮されています。

 

地元で愛情を込めてチューケイさんと呼ばれる伊能忠敬が、55歳から地図作りを始め、17年もの歳月をかけて日本全国を測量したことは知っていたがが、1821年に完成する3年も前に亡くなっていたとは知らなかった。幕府に経費を打ち切られて地図作りが反故にならないよう、忠敬の死をひたすらに隠して地図を完成させた弟子たちの執念と根気に頭が下がります。

 

完成して大広間いっぱいに広げられた日本地図は鳥肌が立つくらい美しく、そっと差し出された忠敬の草鞋にほろりと涙があふれました。何かを成し遂げるのは一人の力では出来ない。 “思い”を共有する仲間がいてこそ・・・ ガッテンしていただけましたでしょうか。

 

◎日曜かんたんブランチ

ビールが美味しい季節。手軽に出来るおつまみ「ワカメのから揚げ」をご紹介しました。

 

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