三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週のおすすめ映画は「Coda あいのうた」です。

 

◎三丁目映画館

「Codaあいのうた」

私はサンダンス映画祭とは相性が良くて、「この森で、天使はバスを降りた」や「リトル・ミス・サンシャイン」など好きな映画が多いのですが、史上最多の4冠を受賞した本作品も、笑って泣いて元気をもらいました。

 

タイトルの「Coda」は“耳の不自由な親に育てられた子ども”の略語であり、

楽曲や楽章の終わりを表す音楽記号でもあり、新たな章の始まりの意味もあります。一つの言葉から多くの背景を連想させる洒落たタイトルですね。

 

高校生のルビーは、両親と兄の家族の中で一人だけ耳が聞こえるため、幼い頃から通訳となって家族を助け、父と兄の漁船にも午前3時から乗り込んで手伝う毎日。新学期に合唱クラブに入ったルビーの才能に気づいた先生は名門音大への受験を勧めるが、ルビーを頼りにしている家族は戸惑う・・・

 

子どもの才能に最初に気がつくのは家族だと思うが、ルビーの歌声は家族に聞こえない。学校の発表会でルビーが歌うシーンでは無音となり、家族と同じ状況を疑似体験して涙しました。

 

主役のエミリア・ジョーンズの健康的な美しさや歌声の魅力もさることながら、美人のお母さんマーリー・マトリン、個性的なお父さんトロイ・コッツアー、そして逞しい兄ダニエル・デュラントたち全員が耳の不自由な俳優さんというのに驚かされ、その明るさと表情の豊かさにノックアウトされます。

 

いっぱい笑ってホロリと泣いて、最後はそれぞれの新たなスタートに勇気をもらえる映画なのに、なぜPG12指定? それは、ラブラブの両親が激しく愛し合うシーン? 自分たちには聞こえない音も、他人には大音量で聞こえていることがある・・・ 気をつけましょう。

 

◎日曜かんたんブランチ

ほっとひと息つきたいときに。「ホットチョコレート」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

加山雄三さんで昭和41年のヒット曲「旅人よ」をお届けしました

 

 

ラジオは参加すると楽しさ倍増!
リクエスト曲やあなたのつぶやき等、お便りお待ちしています!

最近の記事

ページTOPへ