三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週のおすすめ映画は「クライ・マッチョ」です。

 

◎三丁目映画館

「クライ・マッチョ」

クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年作品にして、40作目の記念映画。 

コロナ禍で撮影もままならない中、監督だけでなく主演までも務めた、御年91歳のクリント・イーストウッドに、心からの敬意を!

 

男らしさを第一とするアメリカ・テキサス。かつてロデオ界のスターだったマイクも、今は落ちぶれた独り暮らし。そんなある日、元の雇い主から別れた妻と暮らす十代の息子ラファエルを、メキシコから連れ戻してほしいと依頼される。昔の恩義のために犯罪すれすれの依頼を引き受けるマイクだったが、虐待する母親の家を出てストリートで暮らしながら、一匹の雄鶏と闘鶏をして生きているというラファを探しだし、母親の放つ追っ手やメキシコ警察の追跡を交わしながら、無事に少年を送り届けることができるのか・・・

 

シンプルなストーリーとノスタルジックな風景、そして甘い音楽。

派手なアクションはないけれど、65年に及ぶ俳優生活で様々な男を演じたクリント・イーストウッドがそこにいるだけで、本当の意味で強くて大きい男の安心感を与えてくれます。

 

父からも母からも捨てられ強がって生きるラファ少年に、「男は自分をマッチョに見せたがる。しかしそんなことに何の意味もない」と語るマイク。

実はこの「マッチョ」とは、ラファが大切にしている雄鶏の名前でもあるのですが、このマッチョ君が随所で存在感を発揮してくれます。

 

旅の途中の小さな村で出会う未亡人・マルタ(ナタリア・トラヴェン)とのエピソードも美しく、かつてイーストウッドも演じた西部劇では悪役として描かれていたメキシコ人たちの、暖かい人情や人間味が伝わってきます。

息子を引き取りたいと言う父親も、愛情だけではない“ある思惑”を抱いていて現実的だが、二人の未来に一筋の希望を感じることができます。

 

◎日曜かんたんブランチ

節分に食べて、身体の中から鬼退治。「大豆の炊き込みご飯」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

来生たかおさんの昭和56年のヒット曲、「夢の途中」をお届けしました

 

 

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