三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ディア・エヴァン・ハンセン」です。

 

◎三丁目映画館

「ディア・エヴァ・ハンセン」

トニー賞でミュージカル作品賞など6冠に輝いたブロードウェイミュージカルの映画化。主演は舞台と同じくベン・プラット。 

 

孤独な高校生のエヴァンは、精神科のセラピーで自分を励ます手紙を書くが、それを嫌われ者の同級生コナーに持ち去られる。その後コナーは自殺し、その手紙からエヴァンが親友だと勘違いした母親を悲しませたくなくて、つい、ありもしない想い出を語ってしまう・・・

 

『荒野にたった一人でいるような孤独が分る? 倒れても誰も気づいてくれない』と歌うエヴァンの孤独。何も語らないコナー。『自信満々に見えても、実は自分の弱さがバレることに怯えている』という同級生のアラナ。人それぞれに共感する相手は違うと思うが、私はふたりの母親に共感。 

 

誰もが悪く言う息子でも、きっとあの子は苦しんでいたはず…と信じるコナーの母親役はエイミー・アダムス。ディズニーの「魔法にかけられて(2007)でプリンセスを演じた彼女が、ぽっちゃりの裕福なお母さんを演じています。片や、エヴァンの母役はジュリアン・ムーア。夫に去られ、生活に追われて必死に働く母親を演じています。『どんなに大きな出来事も、ちっぽけなことだと思える日がきっと来る』という言葉に泣けました。 

 

自由と孤独は時に同意語であり、ネットで多くの人と繋がっても、それは実体のない匿名のだれか。

『声を出せばきっと誰かが見つけてくれる。一人で立ち上がれなくても、手を上げれば、誰かがきっと手を貸してくれる』というメッセージを受け取ってほしい。

 

◎日曜かんたんブランチ

「ミラベルと魔法だらけの家」の台所で作られていたコロンビアのパン「アレパ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和42年の大木英夫さんと津山洋子さんのデュエットヒット曲 「新宿そだち」 を、お届けしました

 

 

ラジオは聴くだけじゃなく、参加すれば楽しさ100倍!

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