三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」です。

 

◎三丁目映画館

「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」

MGMのライオンがガオッと吠えて、あの007のテーマが流れてきたら心ワクワク。ひと息つく間もなく、スリリングで哀愁に満ちた本編が始まる。

ダニエル・グレイグの007を初めて観た時は、暗い印象にガッカリしたが、5作品15年を経た本作は、集大成として大いに楽しませてくれました。

 

現役を退き、穏やかに暮らすボンドの元にCIAの旧友からの依頼が。それは誘拐された科学者を救出するという危険な任務だった…

息もつかせぬアクションの数々とロケーション各地の美しさ、Qの作る秘密兵器は楽しく、女性たちは美しい。(今回は特にキューバの諜報部員パロマ役のアナ・デ・アルマスの可愛いさに注目) そして最凶の敵サフィンはラミ・マレック。彼が作る細菌兵器は、コロナ禍の今だからこそ実感を伴う怖さがある。能面や石庭、畳の部屋など、日系人監督(キャリー・ジョージ・フクナガ)ならではの日本美へのオマージュも嬉しく、贅沢な164分を楽しめる。

 

しかし、しかしである! ヒーローに涙と生活感は必要ない!! 

名作「カサブランカ」を想い起させる哀愁に満ちた今作は、“ボンド愛に死す”と副題を付けられそうなラブストーリーで、十分楽しめる。 だが、古くからの007ファンとして言わせてもらえば、ボンドはどこまでも明るくダンディなモテ男で、神出鬼没の凄腕スパイでいて欲しい。こんな終わり方を007ファンは望んでいないはず。 次はあるの? ボンドはどう登場するの?と心配です。

 

◎日曜かんたんブランチ

かんたんで手軽に食べられる「ウインナーの春巻き」をご紹介しました

 

◎昭和の名曲をあなたに

津村謙さんと吉岡妙子さんの昭和29年のヒット曲 「あなたと共に」を、お届けしました

 

 

ラジオは聴くだけじゃなく、参加すれば楽しさ100倍!

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

最近の記事

ページTOPへ