三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「護られなかった者たちへ」です。

 

◎三丁目映画館

「護られなかった者たちへ」

東日本大震災で、家族も友人も職場も失くし、ひとりぼっちになった少女と少年と老女、そして刑事。 

彼らは9年後、ある殺人事件によって繋がってゆく・・・ 

佐藤健と阿部寛の主演で描くヒューマンミステリー。何度も泣きました。 

 

悪夢のようなニュース映像に涙を流し、祈るしかなかったあの大震災の現場である避難所で、少年と少女と老女が肩を寄せ合い、家族のような絆を築いてゆく姿、刑事の笘篠が妻と息子を捜し歩く姿に大泣きしました。 

そして9年後に起きる連続「餓死殺人事件」。 

容疑者の利根(佐藤健)は、なぜ犯行に及んだのか、彼が護りたかったものとは・・・ 

 

出演者は主役級の実力者ばかり。ベテランの倍賞美津子、若い清原果耶、そして吉岡秀隆、緒方直人、永山瑛太、林遣都も、堅実な演技で引き込んでくれます。

ひときわ印象的なのは笘篠役の阿部寛。内に包える悲しみや孤独がひしひしと伝わってきて、アカデミー賞候補に推しです。 

そして、今まで見た事のない佐藤健。眉を剃り、獣のような眼をした佐藤健に目を見張ります。 「人は外見ではない!」というけれど、外見でこんなにも印象が変わるということは・・・ 外見も大切ってことですね。 

 

生活保護の在り方や制度をめぐるエピソードにも泣かされ、考えさせられますが、クライマックスの利根の言葉と、ラストの笘篠のひと言に救われる思いがします。

 

◎日曜かんたんブランチ

栗(九里)より(四里)美味い十三里半!? 「さつま芋ご飯」をご紹介しました

 

◎昭和の名曲をあなたに

ソルティー・シュガーの昭和45年のヒット曲 「走れコウタロウ」を、お届けしました

 

 

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