三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「総理の夫」です。

 

◎三丁目映画館

「総理の夫」

自民党総裁選に女性二人が立候補したタイミングでの公開。

しかも原作は原田マハさんとあって、楽しみに観てきました。

2019年公開の「記憶にございません!」のようなコメディかと思ったら、意外にも真面目な映画でした。

 

鳥類研究者の夫が電波も繋がらない山奥へ調査に出かけている間に、少数野党の党首である妻が日本初の女性総理に就任し… というお話。 

 

主人公の中谷美紀は美しくたおやか。細やかな心配りが出来て、夫婦の仲もラブラブで、しかも、気弱な普通の夫(田中圭)は、大財閥の御曹司って… まるでお伽噺のよう。

しかし、日本の未来や政治の在り方を真面目に語ったかと思えば、総理を辞任する理由が「妊娠」だなんて、今どきありえない。 そして最後は取ってつけたような感動の演説。 メルヘン?コメディ?社会派のヒューマンドラマ? 全体に一貫性がなくて、中途半端な印象が残りました。

 

しかし、登場人物たちは個性的で、現実のあの人この人を連想させて面白い。 

大財閥出身の鳩〇家兄弟や、舌鋒鋭い漣〇さん、腹黒い政界の重鎮は思い当たる人が多すぎて…  そんな中でも印象的なのはシングルマザーの強さをクールに演じた貫地谷しほりと、ゴッドマザーの貫禄を示した余貴美子。 おっとりと構えながら、「私だって馬鹿じゃないのよ~」と核心を突くひとことは、含蓄があります。 政界の皆様、有権者は「馬鹿じゃないのよ~」。

 

◎日曜かんたんブランチ

早ゆでマカロニでかんたんスナック。 「揚げないマカロニスナック」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

水原弘さんの昭和34年のヒット曲 「黄昏のビギン」を、お届けしました。

 

 

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