三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「劇場版 アーヤと魔女」です。

 

◎三丁目映画館

「劇場版 アーヤと魔女」

宮崎吾郎監督のスタジオジブリ初のフル3DCGアニメ。 

 

幼児の時に、謎の手紙と共に施設の前に置いてゆかれたアーヤ。優しい院長先生たちに愛されて、自由で活発な10歳の少女となったアーヤはある日、青い髪の女ベラと、やたらと背の高い男マンドレークの元に引き取られる。 魔女だと言うベラに魔法を教えてもらいたくて、働き始めるアーヤだったが・・・ 

 

アニメのヒロインは “強く・美しく・健気な女の子”が普通だが、本作のアーヤはとてもしたたか。可愛げがないほど強くてちゃっかりしているアーヤの特質について、『ずるいということではない。昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。こんな時代を生きるために必要なこと。』と語る宮崎駿氏の言葉に、「瀬戸内少年野球団」のバラケツが思い浮かび、苦しい生活の中で発揮される「生存能力」、いわゆる「生活力」のことかと合点したが、現代の子どもたちに解るかなぁ・・・ 

アーヤに共感できるか否かで評価は大きく分かれると思う。 

 

アーヤを置いて行った赤い髪の美しい女は母なのか? ベラやマンドレークとの関係は? そして手紙にあった12人の魔女とは? 謎は謎のまま未解決で終わり、続編を思わせる終わり方です。 

 

宮崎吾郎さんは何かにつけて偉大なる父と比較され、本当にお気の毒だと思う。 ただ、エンドロールで紹介された鉛筆画をみると、やはりその方がジブリらしい温かさや柔らかさが感じられる。

でも、吾郎さん作品は解りやすくて私は嫌いじゃないです。 

 

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