三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「Mr.ノーバディ」です。

 

◎三丁目映画館

「Mr.ノーバディ」

不思議な味わいの映画でした。 なんとも小粋なシーンから始まり、必殺仕置き人のような、ランボーのような、ホーム・アローンのような… コメディスパイスの効いたハードボイルド。それをさらに、甘く美しい名曲の数々が大音量で包みこんで、激辛スナックにチョコをかけたような、不思議な味を醸しています。

 

゛穏やかで平凡゛を絵に描いたような中年男ハッチ(ボブ・オデンカーク)。毎日路線バスで通勤し、家庭ではゴミ出し担当。しかし収集車に間に合わず妻に呆れられ、自宅に侵入した泥棒に立ち向かうこともせず、息子から軽蔑され、ご近所さんからもバカにされる男。 そんなある日、路線バスで悪さをするチンピラたちに怒り爆発。ちょっとやり過ぎだよ~の大暴れで、彼らを半死半生に。 しかし、一人がロシアンマフィアの身内だったために命を狙われ、家族を巻き込んでの大騒動へ…  老人ホームで暮らす父役は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクでおなじみクリストファー・ロイド。彼が普通の老人を演じるはずがなく、痛快に大暴れしてくれます。

 

コロナ禍の職場や家庭で、ストレスが溜まりに溜まったお父さんが夢見ている“願望”を映画にした、柄本明さんと志村けんさんののコント『サラリーマンだってやるときゃやるんだ!』的な、真面目男がキレる怖さの映画だと思っていたら、事件はどんどん壮大になり、『誰でもなく、何者でもない男』のはずのハッチの正体に驚愕。さらに、タイトルに隠されたもう一つの意味に仰天します。

 

◎日曜かんたんブランチ

いつもの緑茶でひんやりデザート「緑茶寒天」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

ジャッキー吉川とブルー・コメッツで昭和42年のヒット曲「ブルー・シャトー」を、お届けしました。

 

 

ラジオは聴くだけじゃなく、参加すれば楽しさ100倍!

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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