三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ジェントルマン」です。

 

◎三丁目映画館

「ジェントルメン」

ガイ・リッチー監督が地元イギリスを舞台に描く、男たちの犯罪映画。

アメリカ人ながらロンドンに大麻王国を築いたミッキーが引退するという噂が流れ、利権をめぐってユダヤ人大富豪や中国マフィアにロシアン・マフィア、ゴシップ新聞の編集長から下町にたむろする不良少年たちまでが、裏の裏をかくスリリングな駆け引きを展開する・・・

 

ミッキー役はマシュー・マコノヒー。狂言回しの役割を演じる私立探偵役はヒュー・グラント。不良グループのまとめ役はコリン・ファレル。二人とも、よ~く見ないと解らないほどの変身ぶりで、出演者全員のゲスっぷりが半端ないです。

 

ガイ・リッチー監督らしい皮肉もたっぷりで、紳士の国イギリスで、紳士になりたくてなり切れないワルたちの、それぞれの民族性への揶揄と当てこすり。

上流階級である貴族が、その体面を保つために困窮している現実。シェークスピア劇の引用や、自作の映画の小ネタなどもいっぱい。

 

それにしても、男性俳優たちはなぜこうも極悪人物を演じたがるのだろう。

それは日本映画界も同じで、普段は善人を演じる二枚目俳優たちが、「アウトレイジ」などで極悪人を志願して演じたりする。男たちの悪人願望はよく解らないが、本作ではミッキーの妻役として唯一人登場の女性ミシェル・ドッカリーが、一番腹の座った悪人でした。

 

◎日曜かんたんブランチ

筍とともに新ワカメも美味しい季節ですね。「ワカメご飯」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

杉田かおるさんの昭和56年のヒット曲「鳥の詩」を、お届けしました。

 

 

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