三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は英国とベルギーの合作映画「アーニャは、きっと来る」です。

 

◎三丁目映画館

「アーニャは、きっと来る」

1942年、ヒットラー政権に支配されたフランスで、ナチスの手からユダヤ人を救った羊飼いの少年と村人たちの、実話に基く映画です。

 

スペインとの国境、ピレネー山脈の麓の小さな村で、ママとお爺ちゃんを助けて羊の世話をする13歳のジョーは、山の中でユダヤ人男性のベンジャミンと出会う。彼は強制収容所行の列車から娘のアーニャを逃がし、亡き妻の故郷であるこの村で落ち合って、スペインに逃げる計画を持っていた。しかしアーニャは現れず、その間にもユダヤの子供たちが次々と逃げてくる。 村を監視するドイツ軍の手から、彼らを無事に逃がすことが出来るのか…

 

ジョー役の美少年ノア・シュナップが羊を率いて、ピレネーの緑の谷間を行く様子は美しく、500匹の羊の大移動は生命力にあふれていて、群れを成す羊にも各々の個性を感じて面白い。敵であるドイツ軍の伍長との穏やかな触れ合いは、みんな家庭では良き父であり夫なのだとしみじみと感じさせる。ジョーの祖父役はジャン・レノ(レオン)。ベンジャミンの義母役はアンジェリカ・ヒューストン(アダムス・ファミリー)。見た目はごつい二人の、大らかな恋もあります。

 

感動的な物語ですが、中盤をもう少し畳みかけるような展開にすれば、もっとスリリングな味わいも楽しめたのでは?と思う。

 

◎日曜かんたんブランチ

大根とパスタって?! 「大根スパゲティ]をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

渥美二郎さんの昭和53年のヒット曲「夢追い酒」をお届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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