三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は心がじんわり暖かくなる「家なき子 希望の歌声」です。

 

◎三丁目映画館

「家なき子 希望の歌声」

言わずと知れたフランス児童文学の名作「家なき子」の実写映画化。

日本でも何度かアニメ化されたが、意外にも実写映画化は初めてだそう。 

 

嵐の夜に老人が男の子に昔の想い出を語って聞かせる…形式で始まる物語。 

捨て子だった少年レミは、農村で貧しいながらも優しい母と暮らしていたが、出稼ぎから戻った義父によって旅芸人のビタリスに売り飛ばされてしまう。深い人間性を持つ親方に歌の才能を見出されたレミは、読み書きや芸を教わりながら犬のカピや猿のジョリクールと共に旅を続ける…

 

「どんな境遇にも負けず幸せをつかむ」という、子供向けの教訓にあふれた物語だと解っていても、古いランプのような小さな灯りに心を温め、ほんのりとした涙がにじんで、久々に心を洗われた映画でした。

 

自らの過去と心の傷を封印し、相棒の犬と猿を連れて旅をする老人と、金髪の巻き毛の愛らしい少年。一行が緑の牧場や山の尾根を旅する姿は美しく、無垢な歌声はそよ風のように観客を包む。欲を言えば、レミを救い彼を実の母へと導いてくれた歌声を、もう少し聞かせて欲しかった。

 

上映時間は109分。 

可愛すぎるレミ役はオーディションで選ばれた、映画初出演のマロム・パキン君。今後が楽しみです。

 

◎日曜かんたんブランチ

蓮根で手軽におつまみ、[れんこんチップス]をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

森雄二とサザンクロスの昭和56年のヒット曲「好きですサッポロ」お届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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