三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「罪の声」です。

 

◎三丁目映画館

「罪の声」

昭和の未解決事件として有名な「グリコ・森永事件(1984)」をモチーフにした、塩田武士のミステリー小説の映画化。

2時間22分の長い上映時間も苦にならないほど、テンポよく見ごたえのある映画でした。

 

誘拐・身代金要求・青酸入りの菓子ばらまきなど、「劇場型犯罪」と言われ世間を震撼させながら、忽然と姿を消した犯人グループ。脅迫テープに声を使われた三人の子どもたちは、その後どんな人生を歩んだのだろう…と思いやる新聞記者の阿久津と、自分の声が使われていたことを知ったテーラーの曽根が出会い、共に事件の謎を追う。

 

主役の小栗旬と星野源が共に堅実な演技で引き込み、数多い脇役たちも全員がきっちりと自分の仕事をしています。 新聞社の人間や曽根の家族といった「陽」の関係者と、長い月日を経てようやく口を開いた証言者たちや犯人グループの「陰」の関係者。全員がひと癖もふた癖もありげな人物を演じて、出演時間の長短に関わらず存在感を残しています。 

 

特に強烈な印象を残すのは、声を使われた子ども二人とその母親。あまりに無残な人生に涙し、希望を感じさせる結末に安堵しました。

あくまでもフィクションですが、そうかも…と思わせる説得力があります。

 

◎日曜かんたんブランチ

超かんたんで美味しい「ツナ缶でちゃちゃっとまぜご飯」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

平和勝次とダークホースの昭和47年のヒット曲「宗右衛門町ブルース」お届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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