三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ファヒム パリが見た奇蹟」です。

 

◎三丁目映画館

「ファヒム パリが見た奇蹟」

将棋の藤井壮太棋聖のような天才少年が世界にもいるのですね。父と二人でバングラデシュからパリに逃れた難民の少年・ファヒムが、チェスのチャンピオンを目指すまでを実話を基に描いた映画。

 

先ず“最悪の病は貧困だ”という言葉を思い出させるような、バングラデシュの風景にショックを受ける。 『必ず迎えに来るよ』と妻に約束し、10歳のファヒムを連れて祖国を出る父。 苦難の末に“花の都パリ”に着いても、言葉も解らぬ難民に仕事が見つかるはずもなく、安ホテルを3日で追い出されて、父子は路上生活者に。ボランティア団体に救われ、難民収容所から学校に通えるようになったファヒムは言葉を学び、得意のチェスでチャンピオンを目指すため教室に通うようになる・・・

 

難民の立場でも、卑屈になったり受け身になったりしないファヒムが素晴らしい。常に挑戦的で、運命を自ら切り開く強い目をしている。そのため、涙の映画ではなく、サクセス映画になった。 お父さんもいい。知的で穏やかで、なかなかハンサム。路上生活者になっても洗濯を欠かさない、育ちの良さが素敵。

息子と引き離されて強制送還を告げられ、狂乱する姿に泣かされました。

 

チェス教室の先生役は大きな体躯と個性的な鼻が印象的な名優、ジェラール・ドパルデュー。 

フランス庶民の良心を体現したマチルダの包容力にも救われます。

 

◎日曜かんたんブランチ

火を使わずにできて彩も美しい「夏野菜のラタトゥイユ風」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

桜たまこさんの昭和51年のヒット曲「東京娘」をお届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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