三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ステップ」です。

 

◎三丁目映画館

「ステップ」

妻を亡くして子育てに奮闘する若い父親・健一の姿を描いた重松清さんの小説を原作に、演技巧者の山田孝之さん主演で製作された映画、と聞けば絶対に泣けると思うよねぇ。で、予想通りにほろほろ泣かされました。

 

母子家庭の御苦労は様々な機会に見聞するけれど、父子家庭の御苦労も大変なもの。 幼い娘・美紀に食事をさせ、ベビーカーを押して保育園に連れてゆき、そのまま満員電車で会社へ勤め、定時きっかりに退社して保育園に美紀を迎えに走り、夕食を食べさせてお風呂に。娘が眠るまで絵本を読み、乳飲み子を遺して亡くなった妻の遺影に語り掛ける背中に、洗濯機の終了ブザーが鳴り、夜空を見上げて洗濯物を干す・・・ これを毎日なんて無理だわ…と頭が下がる思いですが、ゆっくり抱っこもしてもらえない娘は情緒不安定に。泣きたくなるお父さんの気持ちが痛いほど伝わってきて、泣けました。

 

年齢別に美紀を演じた3人の女の子たちの、おませでちょっと生意気な可愛らしさは言うまでもありませんが、男性の30歳から40歳という、外見的な変化の少ない10年を演じ分けた山田孝之がとても良かった。泣かせようとする演技ではなく、目の前の日々に黙々と取り組む男の姿に泣かされました。

子育ては様々な人たちの協力や支援に支えられていたのだと、今更ながらに実感。

国村隼さん演じる義父のダンディズムにも、グッとくるものがありました。

 

◎日曜かんたんブランチ

ズッキーニでかんたんおかず。「ズッキーニと豚バラの炒め物」ご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

村田英雄さんの昭和36年のヒット曲「王将」をお届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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