三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ペイン・アンド・グローリー」です。

 

◎三丁目映画館

「ペイン・アンド・グローリー」

70歳を迎えたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督(「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール」など)の自伝的映画。  R15指定です

 

脊椎の痛みと頭痛に悩まされ、引きこもり状態の映画監督サルバトールは、過去のヒット映画の上映会と解説を依頼され、自らの過去を回想する。

 

貧しい少年時代、美しくたくましい母、同性愛への目覚めと、恋人との愛、そして俳優との確執やコカインへの依存・・・等が、美しい色彩で描かれる。

“スペイン版「ニュー・シネマ・パラダイス」”という触れ込みだが、イタリア映画に比べてスペイン映画はちょっと難しい。『人生には痛みも喜びもある。過去と向き合うことで、痛みと共に栄光もあったことに気づく』というテーマらしいが、まるでピカソの絵のように美しく哲学的で少し難解。

 

主演のアントニオ・バンデラスが、ハリウッド映画とは別人のような繊細な演技で、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞。母親役のペネロペ・クルスも実に魅力的で素晴らしい。そして子役の男の子がまた可愛いくて利発。

 

前半は少々退屈ともいえる展開ですが、少年時代の回想シーンで、屈強の肉体美を持つ若者の全裸、まさに全裸!が登場してビックリさせられてからは、グッと刺激的な展開になります。

 

◎日曜かんたんブランチ

夏野菜の王者・胡瓜をぱくぱく食べちゃおう「中華きゅうり」ご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

松島詩子さんの昭和30年のヒット曲「喫茶店の片隅で」をお届けしました。

 

ラジオって参加すると楽しいですよ。あなたのつぶやきやリクエスト曲、映画の感想、 手軽なブランチメニューなど、お便りお待ちしています

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