三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は 「ジュディ 虹の彼方に」です。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「ジュディ 虹の彼方に」

「オズの魔法使い」や「スター誕生」でのミュージカル女優として、ライザ・ミネリの母親としても知られ、47歳で急逝したジュディ・ガーランドの最晩年を描く。

 

女優や歌手、コメディアンなど芸能界にも様々な職種があるが、別格にスターという職種がある。 “スター“は大衆に愛され富を得るが、普通の幸せを得る人は少ない。ジュディ・ガーランドもそんなスターの一人だった。

 

映画が量産されたハリウッド黄金期から商品として支配され、極度の食事制限と慢性的な睡眠不足、少しの自由も与えられない… 児童虐待といえる扱いを受けても「感謝します」と言わせられる少女時代。その精神的束縛から逃れられないまま自らを崩壊させてゆくジュディ。かつて日本の芸能界にもそんな人がいたことを思い、涙がとまらなかった。

 

5回の結婚と3人の子供を持っても、世間知らずで金銭感覚ゼロ。一文無しになってもお酒と睡眠薬にすがり、よれよれの姿でステージに立つジュディ。ステージを前にした怖さと、それでも『観客との間に通う愛が欲しい』と言うジュディの気持ちがとてもよくわかる。 楽屋口で出待ちするたった二人のファンとの交流シーンはしみじみと温かく、ジュディの衣装は今も新鮮で素敵。ブリジッド・ジョーンズから大きくイメージを変えて、黒髪のショートヘアで晩年のジュディになり切ったレネー・ゼルウイガーは見事で、アカデミー賞主演女優賞も納得です。

 

◎日曜かんたんブランチ

「ちくわdeナポリタン」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

小林旭さんで、昭和39年「恋の山手線」をお届けしました。

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