三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は 「野性の呼び声」です。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「野性の呼び声」

予告編を見て、ハリソン・フォードが愛犬と大冒険をする映画だと思っていたが、実際は犬が主役の物語。ハリソン・フォードは後半まで登場しません。 しかし、大きくて賢くてちょっとやんちゃな犬が歩む半生は、人間ドラマのよう。〇笑ってワクワクして、時にはほろりとして楽しめました。

 

カルフォルニアのお屋敷で元気いっぱいに暮らしていたバックは、犬泥棒にさらわれてアラスカへ。金脈探しに沸くアラスカでは、ソリを引くための犬が必要だったわけ。 郵便配達に買われたバックは目覚ましい活躍をするが、電報の時代が来て郵便配達は去り、バックたちは一獲千金を狙う男(ダン・スティーブンス「美女と野獣’17」)の元でひどい扱いを受ける。瀕死のバックを救ったのがハリソン・フォード演じるソーントン。息子を亡くして妻とも別れ、生きる場所を求めてさ迷うソーントンは、バックと共に未開の地へと冒険の旅に出る・・・ 

 

雪と氷のアラスカでひたすらにソリを引く犬たちの友情とリーダー争い。命をかけて手紙を運ぶ郵便配達役のオマール・シー(「最強の二人」’11)の、『届けるのは手紙じゃない。多くの人の人生や希望や、愛なんだ』という言葉にグッときて、白い髭で老境を感じさせるハリソンとバックの間に通う情愛に涙。そしてバックが自身の野生を目覚めさせ、荒野で生きていくラストに感動。命あるものはみんな、自分の居場所と、共に生きる仲間を求めているのだと改めて思う。

 

それにしても、犬は本当にエライ! 飼い主を危険から守り、身体を温め、寂しい時はその目で慰めてくれる。 しかし、本作の主演であるバックはフルCGなのです。表情や仕草が人間に似すぎていて、なんだかなぁ・・・の気もします。 

 

◎日曜かんたんブランチ

ホットケーキミックスとバナナで、「バナナロール」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和50年、風で「22才の別れ」をお届けしました。

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