三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

一握りの若者が夢を叶え、多くの若者が夢を手放す街ハリウッド。クエンティン・タランティーノ監督にとっての『古き良きハリウッド』へのノスタルジーと、1969年に実際に起きたシャロン・テート惨殺事件。事実と空想を織り交ぜて、『こうだったら良かったのに…』と描き出すタランティーノ監督のお伽噺。

 

タランティーノ監督作品ですから、PG12指定の血みどろで残虐的なシーンはありますが、映画ファンが『こうであって欲しかった…』と思うラストに、思わずほろりとしました。

 

見どころは何といってもレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの二人。ハリウッドを代表する美形スターの二人が、役者とスタントマンの関係を演じ、映画製作に関わる人間たちの思惑と駆け引き、夢を叶えたはずのスターが抱える不安や恐れといった、ハリウッドあるあるを赤裸々に描きます。

 

アル・パチーノなど脇役も豪華。暗めのスティーブ・マックイーンや、自信過剰のブルース・リーのそっくりさんも登場し、タランティーノ監督が抱く人物像が窺えて興味深い。

 

ロマン・ポランスキー監督の妻で新進の女優だったシャロン・テート役はマーゴット・ロビー。狂信的なカルト集団によって、出産間近の胎児と共に26歳という若さで惨殺されたシャロンを、可愛げのある健康的な女性として魅力的に演じています。

 

◎日曜かんたんブランチ

美味しい秋茄子をステーキに。「ナスのステーキ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和34年かしまし娘さんの「アリューシャン小唄」をお届けしました。

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