三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「泣くな赤鬼」の紹介です!

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「泣くな赤鬼」

「とんび」の重松清の原作を堤真一と柳楽優弥主演で映画化。とくれば、泣くなと言われても無理!ですよねぇ 泣きました。

 

高校野球部の熱血監督で、生徒から赤鬼と呼ばれていた教師の小渕と、才能がありながら努力することを嫌って高校を中退したゴルゴこと斎藤。 10年後に病院で再会した二人は、熱意を失った怠惰な教師と、余命を宣告された元生徒。 しかし意外なほど淡々と話は進み、難病ものというよりは、夢を失った大人の再生物語でした。

 

見どころの一つは、重松清原作ならではの心に響く言葉の数々。

赤鬼が言う『微妙に近くて、やっぱり遠い甲子園』。あと一歩のところで届かないを甲子園。同じ夢を目指しても、教師と生徒という立場の違いで気持ちが行き違う。16歳のゴルゴが言う『ガンバレって、どうしたらいいんすかね。そんなの誰も教えてくれなかった』や、『努力は報われるって嘘ですよね。それが本当ならみんなレギュラーになって、みんな甲子園に行けるはず!』は意外にも深く、サードのポジションを争ったライバルの和田が大人になって言う『俺もお前みたいに怒られたかった。期待されたかった』という言葉に、若い日の自分を重ねて頷く大人も多いはず。

 

自然体の演技でありながら存在感の大きさを感じさせた堤真一と柳楽優弥。 失礼ながら、意外な演技力を見せてくれたゴルゴの妻役の川栄李奈。そして大人の和田を演じた竜星涼の長い手脚と抜群のスタイルも見どころです。

 

◎日曜かんたんブランチ

甘辛い味付けがお弁当にもぴったり「竹輪の甘辛照り焼き」をご紹介。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和33年、松山恵子さんの「だから云ったじゃないの」をお届けしました。

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