◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「コンフィデンスマンＪＰ」の紹介です！

◎三丁目映画館～今週の桂木良子お薦め映画

「コンフィデンスマンＪＰ」

人気テレビドラマの劇場版。

天才詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードが狙う今回のオサカナ（標的）は、香港マフィアの女帝・氷姫の持つ伝説のパープルダイヤ。

子猫ちゃん（手先）の五十嵐や新人のモナコも加わり、いざ香港へ。

以前ダー子たちに騙されて大損したヤクザの赤星や、恋愛詐欺師のジェシーも絡んで、騙し騙されの戦いが繰り広げられる。

舞台に香港を選んだ効果は絶大。何が本物で何が偽物か…　まさに玉石混交の街、何があっても不思議ではないと思わせる、香港という街の持つ雰囲気が立派に一役を担っている。

小日向文世、東出昌大、竹内結子、江口洋介、三浦春馬など出演者も豪華だが、なんといってもダー子の長澤まさみ。ブルース・リーになってはしゃいだり、路地裏で大口開けて中華を食べまくったり、その弾けぶりに目を疑うが、彼女はアイドル女優を脱皮して役者として生きる決意をしたのだろう…か。

二転三転の末の大どんでん返しの名作「スティング」に比べて、少々の品の悪さは否めないが、小悪党を演じるときの俳優たちはなぜこうも嬉々としているのだろう。人間は生来誰でも多少の悪人願望を持っているのかもしれない。　

随所に散りばめられた伏線を見逃さずに、結末を見破ってね。

エンドロールの終了後におまけがありますが、ここで前田敦子の出演意義を納得して大笑い。てことは、ほんのワンシーンだけ登場したあの人の出演は、次回作に大役で登場するための伏線かも？

◎日曜かんたんブランチ

料理上手な京子さんから寄せられた「えんどう豆の卵とじ丼」をご紹介。

◎昭和の名曲をあなたに

昭和４８年、天地真理さんの「若葉のささやき」をお届けしました。

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