三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週は久々に良子の一押し映画「リメンバー・ミー」を紹介します。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「リメンバー・ミー(字幕)」

華やかで美しい映像と、甘く明るいラテンギターの調べ、アカデミー賞主題歌賞を受賞した「リメンバー・ミー」を始め、劇中歌のすばらしさにわくわく。そして何よりストーリーの秀逸さに感動。 メキシコが舞台とあってスペイン語と英語を混合したセリフのリズムが良くて、ラテン人間の私には最高でした。ぜひ字幕版でどうぞ。

 

ミゲル少年は音楽が大好き。しかし、ひいひいお祖父さんが音楽のために家族を捨てて以来、家庭では音楽絶対禁止。どうしてもギター弾きになりたいミゲルは、死者が家族のもとに帰ってくるとされる祭日のコンテスト出場を目指すが、死者の国に迷い込んでしまい…

 

日本のお盆と同じように祭壇に写真を飾って供え物をし、死者が迷わず家に帰ってこれるように、マリーゴールドの花びらを撒いて迎えるという「死者の日」に驚きと親近感。誰からも写真を飾ってもらえない死者は現世に帰ってくることはできず、全ての人に忘れ去られた時に死者は黄泉の国からも消えてしまう。『死者は二度死ぬ』と言う言葉は本当なんですね。それにしても、死者の国があんなに賑やかで美しく楽しいものなら、死を恐れずにしっかりと今を生きられそうです。

 

日本人とメキシコ人、そしてイタリア人は家族思いで人情もろい点が似ていると聞いたことがありますが、登場人物のキャラクターにとても親近感を感じます。ラスト近くで、しわしわのココばあちゃんがニコッと笑うシーンで泣きそうになりました。今自分が生きているのは脈々と続いた血縁があったからこそ。自分が生まれる前に亡くなったお祖父ちゃんや曾祖父母のことを知りたくなりました。

 

◎日曜かんたんブランチ

インパクト大です!「ごぼうの肉巻き」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

新谷のり子さんの「フランシーヌの場合(S44)」をお届けしました。

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