三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

来週7月30日は、防災特別番組のために放送時間が変わります。いつもより1時間遅い10時30分から11時までの放送です。みんな忘れずに聴いてね。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「忍びの国」

戦国時代、織田信長でさえ恐れたという忍びの国・伊賀。しかし、信長の息子・信雄は伊賀の征服を目指し、最強の忍者・無門はこれを阻止するために戦う… という予告編を観て、見どころは「侍Vs忍者」の異種格闘技か、はたまた大野智主演ならではのコミカルなアクションか?と思ったが、どちらも微妙。

 奇想天外で神出鬼没、地面から湧き出し空から降ってくる忍者集団に比べて侍の軍勢は弱すぎるし、コミカルそうに見えて、目を背けるえぐいシーンもたびたび。庶民的な善い人感がある大野智が、冷酷なことをしらっと言うシーンは怖い!

 

忍者とは血の掟で結束した一族だと思っていたが、この映画の説明では、忍者とは単なる職業のひとつ。主義主張など関係なく、金銭で大名などに雇われて全国に散らばってゆく。伊賀の貴重な財源なのだと。 さらに驚くのは、厳しい訓練や実戦で息子や幼い子供が死んでも平気の平左。他所からさらったりお金で買ったりした子供だから、死んだってなにも感じない、そんな弱い奴はどうせ立派な忍者にはなれないのだからと言う。まさに虎狼の族、人でなしの集団なのだと。お隣や中東の怖~い国を思い出して背筋が寒くなりましたが、伊賀の人たちは怒らないのかなぁ…

 

おびただしい数の忍者パフォーマンスは美しく見事で、あの身体能力の高さは日体大の学生を総出演させたのかな? あのリズム感の良さはジャニーズJr総動員かな?…と思うほど。

 強すぎる父・信長と比較される苦しみを叫ぶ信雄の言葉や、飄々と生きる無門と妻のお国が最後に交わす言葉に思わず涙を誘われる。 弟を殺されて復讐の鬼と化す鈴木亮平、侍の矜持を示す伊勢谷友介、美しさで花を添える石原さとみも印象的です。

 

◎日曜かんたんブランチ

夏はミョウガを簡単に美味しく! 「茗荷のツナ和え」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

美ち奴さんと杉狂児さんの歌声で昭和12年にヒットした映画主題歌「うちの女房にゃ髭がある」をお届けしました。

 

*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

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