三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

桜・さくら・サクラの一週間でしたね。私はすし弁の「お花見弁当」を買って、お気に入りの公園の桜の下で〝ひとり花見“しました。心もお腹も満たされて幸せでした。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「LION/ライオン~25年目のただいま」

5歳の時にインドで迷子になりオーストラリアで育った青年が、25年後に我が家へ帰るというお話。なんと実話です! 生きるのがやっとという貧しい暮らしの中で、母親と幼い妹を支えるため、兄ちゃんと石運びをしたりして働くサルー。ある日、回送列車の中で眠り込んでしまったサルーは、2日間走り続ける列車で1600kmも離れた大都会に放り出されてしまう。

 

言葉さえ全く異なる広大な国土、溢れかえる人間の数、それらの多くはあまりに貧しく、迷子の子供なんかに関わってくるのは悪人だけ。年間8万人の子供が行方不明になるというインドの現実に衝撃を受け、サルーがあっという間に垢まみれの浮浪児になってゆく様子に恐怖さえ感じます。 全編の半分以上を割いて語られる子供時代を演じた子役が素晴らしい。利発な瞳と可愛さ健気さに泣かずにはいられません。哀しげな目をしたお兄ちゃんも良かった。

 

後半は、美しいタスマニア島でオーストラリア人夫妻の養子として成人したサルーの姿が描かれるのですが、義父母との幸せな生活に感謝しつつも別れた家族に会いたいと切望するサルーの葛藤をデヴ・パテルが熱演し、息子との関係に苦悩する義母を演じたニコール・キッドマンのルックスの変貌ぶりと迫真の演技には目を見張るものがあります。

 

神の啓示を受けて不幸な子を引き取ったという夫婦の美談ばかりでなく、血縁の無い異文化の子供を養子に迎える難しさもきちんと描かれていて、考えさせられました。

 

なぜタイトルが「LION」なの?と、ずっと抱き続けた疑問の答えがラストに明かされます。へえ~っ、そうだったの…って、謎が晴れて気分もスッキリのエンディングには実在のサルーや家族の映像も紹介されて、暖かい気持ちになれます。

 

*ユナイティッドシネマ金沢やイオンシネマ御経塚で「LION/ライオン 25年目のただいま」を鑑賞できるムビチケをペアで6組にプレゼントします。

4月20日木曜日までにryoko@mro.co.jp までご応募ください。

 

◎日曜かんたんブランチ

女子の大好きなアボガドと、お父さんの大好きな冷奴を合わせて簡単なおつまみに。 「アボガド豆腐」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

結婚にまつわる名曲の第二回。花村菊枝さんの「潮来花嫁さん(S35)」をお届けしました。

 

*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

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