三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週はあちこちで社会人デビューしたフレッシュマンの方々の姿をお見掛けしました。慣れないことばかりで疲れるでしょうが、失敗を恐れずに頑張ってくださいね。ファイト!!

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「パッセンジャー」

究極のラブストーリーか、はたまた身も凍るサスペンスなのか、観客によって評価は分かれそうですが、SF映画としてはかなり印象的な映画でした。 

 

地球に人間があふれて大気は汚れ、食料不足も深刻になった未来。他の惑星に移住する5000人を乗せた豪華宇宙船が地球を出発した。惑星への到着は120年後。乗客も乗員も冬眠装置で眠ったままその日を待つはずだったが、カプセルの故障でエンジニアのジムだけが予定より90年も早く目覚めてしまう。さぁどうする…というお話。

 

無人島に漂流した「キャスト・アウェイ」や、廃墟のニューヨークにたった独りで残された「アイ・アム・レジェンド」など、同じように孤独な話はあるけれど、無人島にも大都市にも太陽や空や風はあり、魚や小動物など命ある者の存在を感じることはできる。しかし本作の場合、暗黒の宇宙を進む全長1kmの宇宙船は無機質な鉄の塊。一人ぼっちで毎日同じ一日を生きて、90年後に遺体を発見される… なんて恐ろし過ぎる。追い詰められた彼のとった行動は許されないが、同情はできる。

 

それにしても、遠い未来の誰もいない宇宙船の中にも差別はあり、エコノミー乗客のジムは質素な食事しか受け取ることができない。無事に惑星に到着したとしても、労働収入の20%を移住エージェントに終生支払い続けなければならないと言う。未来って、想像もできないことがある日突然降ってくる日ではなく、今日の続き明日の続きが未来なのね… って、今更ながら教えられます。

 

ジムの一年後に目覚めた小説家志望のオーロラを得て、ジムは生きる希望を取り戻すのだけど、人間って二人きりでは難しい。人間は3人いて初めて社会を形成できるのだと痛感しました。 第一あなた、クリス・プラットとジェニファー・ローレンスという美男美女の二人だから良いようなものの、生理的に受け付けないようなタイプの人と二人っきりで目覚めたら… ホラーだよね~

 

◎日曜かんたんブランチ

安価なもやしとじゃが芋でお手軽に「じゃがもやし炒め」をご紹介しました。カレー味にしたり、卵でとじたりとアレンジもできますよ。

 

◎昭和の名曲をあなたに

春は結婚式のシーズン。そこで今月は結婚にまつわる名曲をご紹介します。 第1回の今回は江利チエミさんの「新妻に捧げる歌(S38)」をお届けしました。

 

*各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

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