今週の金曜日のお客様、スタジオには『金沢市民芸術村ミュージック工房』ディレクターの木埜下大祐(きのしただいすけ)さんにお越しいただきました。『東京成徳短期大学』幼児教育科准教授としての肩書もお持ちで、地元金沢と東京を往復するお忙しい日々を送られていらっしゃる木埜下さん。今回は、作曲家・現役フルート奏者としても活躍されるマルチな人物像にはじまり、フルートの魅力、間近に控えた大きなイベントについてなど様々なお話を伺いました。

 幼い頃の「習い事」などはなく、中学生の頃に父から勧められ、手にしたフルートを1年も放置していたほど楽器に馴染みがなく、吹奏楽部に属したのも「高校から」とかなりスロースタートだった木埜下さん。のめり込んでから音楽の道へ進む決意までは最短距離でしたが、地元(富山県魚津)の音楽短期大学から海外の留学などを重ね、プロの音楽家として着実なキャリアを重ねられたのだとか。
 
 今年の3月末で、『金沢市民芸術村ミュージック工房』に属して丸2年、学生時代に重宝した施設にスタッフとして戻ってこられたことに、「鮭の気持ち」と例え、感慨深げな表情を浮かべる木埜下さん。フルートの魅力を「メロディが一本で、思いが空気を通して伝えられること」との言葉通り、誠実でまっすぐな人柄が伝わる時間となりました。

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