今週の「金曜日のお客様」。スタジオには『root design office』のデザイナー、原嶋亮輔 (はらしまりょうすけ)さんにお越しいただきました。千葉県生まれ、千葉県育ちの原嶋さんが金沢に“出逢った”のは18歳の頃。今日に至るまでの道のりを辿りながら、原嶋さん“ならでは”で重ねてきた取り組みについて、詳しくお話を伺いました。

 

 高校2年生で「ものづくり」に目覚め、当時存在した専門学校『金沢国際デザイン研究所』への進学をきっかけに金沢へ。ニューヨークの大学での1年を経て再び金沢に戻ったのは、「関わり切れなかった“ものづくり”をもっと知りたかったから」と振り返ります。プロダクトデザイン(立体物)中心のデザインが主軸ながら、出来上がったモノのテーマや魅力をしっかり伝えるためと、パンフレットやロゴデザインまで幅広く手掛けており、作家と作家、素材と素材のマッチングも担うなど、“全行程”に関与する原嶋さん。「プロダクトデザインは時間がかかる。話し出したらきりがないほどストーリーがある」と語る姿はどこか嬉しそうで、人とモノの“出逢い”にとことん関わる今の立場を満喫しているご様子です。

 

 終盤は( 片町「プレーゴ」で)4月15日までの延長開催が決まった「 オープンスタジオ&ストア 洒落(しゃれ)」についてのご案内も。「シャレではじめてしまえ」、「作品を晒す」とのテーマで、(ご自身の)スタンスそのものを公開されており、「新しいへの試みが繋がってきたものが伝統」との根拠から「学術資料」を用いたトークセッションも行うなど、新たな“ヒント”へも意欲的です。そんな現在進行形のデザイナー、原嶋亮輔さんの“今”に、皆様も“出逢い”に行ってみませんか?今日は、デザイン分野だけでなく、どんな仕事にとっても指針となる有意義なお話をいただきました!

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