今週の「金曜日のお客様」。スタジオには 『朗読小屋 浅野川倶楽部』 より代表の高輪眞知子(たかなわまちこ)さんにお越しいただきいただきました。
舞台演劇を経て、声の表現に特化したお稽古場を立ち上げられて来年で15年目を迎えるという高輪さん。今回は、朗読小屋の立ち上げから現在に至るまで、様々な角度からお話を伺いましたよ。

 

 文学好きの若者が市の中心に集い、朗読を学び、地域に(技術を)持ち帰る・・・その循環で広がった裾野は、のべ300~400人(の教え子)と大きなものになっており、今も広がり続けています。創設時から通うベテランも多く、いまや年2回の公演は自信をもっておススメできるクオリティなのだとか。発声練習に始まり、5~6分で読める随筆・エッセイで喉を慣らし、少しづつ文学や詩の世界へとステップアップ・・・その中で個性を見出し、目標を決め、技術を伸ばしていく“プロデュース”ワークもまた、高輪さんの大切な役割です。

 

 3月11日(日曜)には7回目となる「命」をテーマにしたフリー朗読公演、「100人の声命を読む」を開催されるそう。会場となる金沢駅「おもてなしドーム地下広場」には、小学校1年生から95歳まで、有志100人以上がステージに上がる予定で、それぞれがセレクトした思い入れの深い作品をリレー形式で届ける一大イベントです。前回に引き続き、山野市長による朗読も披露されるのでこちらも注目です。

 

 コーナー終盤には実際に朗読もしてくださった高輪さん。フリートーク時もしっとりとした語り口は変わらず、「すごいね~」「素敵やね」と心の声までしっかりと・・・終始、スタジオにはゆったりとした優しい時間が流れました。

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