今週の金曜日のお客様、スタジオにははるばる輪島市門前町から、『株式会社ハイディワイナリー』代表取締役で、栽培醸造責任者の高作正樹さんにお越しいただきました。2012年の葡萄づくりから始まり、苗木が育った2014年からワインの醸造、昨年はレストランやパン工房もオープン、今年の夏には宿泊施設も設置予定…着々と「ビジョン」を成就させている注目の経営者にその極意(?)…もとい生き方を学ぶべく、様々な角度からお話を伺いました。

 ゆかりはあるけどなじみはない…親のルーツである「門前」で、同じく横浜育ちの妹さんと二人きりで耕作放棄地の「泥臭い」開拓から始めた『ハイディワイナリー』。0.3ヘクタールの敷地、650本の苗木が「商品」になるまでの2年間をただつつましく過ごしたというエピソードにおだやかなお人柄、一方で現在の状況を当初から描き、着実に歩みを進めてきたという話から堅実な一面が重なり、経営者としての才覚を感じます。
 
 現在は「石川県で最も景色のいいレストラン」と呼ばれる「海の見渡せる」環境に惹かれ、全国からお客様と就業希望者が訪ねてくる『ハイディワイナリー』。「働き手に関しては、もう少し男手もほしいかな」と笑いながらも、門前の地そのものの活性化の兆しにも目を細める高作さんの姿がただただ頼もしく思える時間となりました。

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