今週の「金曜日のお客様」、スタジオには、金沢市の老舗和菓子店『落雁諸江屋』取締役社長の諸江隆(もろえたかし)さんにお越しいただきました。今回は、“華やかなお正月”の風物詩「まゆ玉」から、「お菓子久寿玉」、「福徳せんべい」、「辻占福寿草」、「福梅」などお正月の定番菓子まで…それぞれが持つ歴史を1849年創業の老舗ならではの薀蓄や裏話も交えつつ”おさらい”する機会となりました。

 集まる家族が和むための縁起物・正月菓子が多彩な金沢。特に「辻占」のくじに書かれた「?」なワードの数々が、会話のきっかけになるようあえて“微妙”にしてあるというくだりに、昔ならではの“粋”をひしひしと感じます

 知っているようで知らない由来を知ることで、金沢のお正月をより身近に、よりありがたく感じられた今回。なにもなく過ごせた一年に感謝し、いつもどおりの幸せな新年を迎える…とは諸江さんをはじめとするお菓子屋さんが導く正月への姿勢です。クリスマスを目前にして、日本の心と美徳に満たされる時間となりました。

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