今週の「金曜日のお客様」、スタジオには、ハープ奏者、平尾祐紀子(ひらおゆきこ)さんにお越しいただきました。MROアナウンサーによる朗読ライブにも演奏協力をいただく金沢出身の期待の若手奏者、今回は待望の16曲入りデビューアルバム・「華音」を発売されたばかりの彼女の「原点」と「今」についてたっぷりお話をいただきました。  

 金沢に引っ越してきた6歳時に友人宅で出会ったという大型楽器・ハープ。以降、その妖精的な魅力に憧れを抱き続き、11歳から習い始めます。ピアノの先生である母親の理解、音楽が常に存在する家庭環境も手伝い、継続することへの抵抗感はなかったとか。以降の母娘二人三脚の話は、微笑ましくなるばかりです。  

 本場ヨーロッパへの海外留学では生活・文化に触れることも含め、なにより音楽を楽しむことを学び、日本への思いも強くなったとおだやかな口調で振り返る平尾さん。華奢でありながら、スマートフォンの指紋認証ができないほどに固くなった指の腹はアスリートさながら。芯の強さと優しさのギャップ、懐深さにも惹きつけられる時間となりました。

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